『きれいごと。なきごと。ねごと』、終了しました。

ご来場のみなさま、ありがとうございました。

公演を重ねるごとに作風を一新している気がします。常に挑戦しようともがいているともいえますし、地盤がなかなか安定しないともいえます。

ちょうどいいバランスを模索しつつ、なにかが過剰でどこかに欠陥を抱えているひとたちへの、溺愛と偏愛にまみれた物語を、これからも発信し続けたいと思います。

なんていって、実はそろそろ物語から興味が失せてきていて。
物語に必要のないもの、物語に必要ないけどわたしたちに必要なもの、わたしたちに必要な物語、物語に不必要なわたしたち。
次回の本公演は、わたしたちを取り巻く物語の必要性と、中毒性と、現実との互換性を巡る「物語についての物語」を構想しています。
無機質な物語が、息を吹き返して、命を宿すまでの過程を、丹念に追う予定です。

あなたの胸に食い込んで離れていかない物語が、これまでにひとつでもありましたか?
あなたの物語は、機能していますか?
あなたの人生は、物語ですか?
あなたは、物語れますか?